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ホテル設計におすすめのタイル8選

ホテルの設計において、タイルは空間の美観や機能性を左右する重要な要素です。適切なタイルの選定は、宿泊客に快適で魅力的な空間を提供し、ホテルのブランドイメージを高める効果があります。本記事では、ホテル設計におすすめのタイルを8種類ご紹介します。各タイルの特徴やデザイン性を詳しく解説するとともに、ホテルの空間デザインにおけるタイルの活用方法についても触れていきます。



ホテル設計におすすめのタイル8選

1. SANT’AGOSTINO - MYSTIC(ミスティック)


MYSTICシリーズは、自然石の風合いを再現したタイルで、高級感と落ち着きを兼ね備えています。その独特の模様と質感は、ホテルのロビーやラウンジなど、エレガントな空間に最適です。また、耐久性にも優れており、長期間にわたって美しさを保ちます。



寸法 / 厚み:
  • 600×1200mm、 890×890mm、 300×600mm、 100×300mm、 モザイクタイプ / 9mm厚


活用アイデア:
  • ロビーや受付エリアでの床材として使用し、訪問者に高級感を印象付ける。

  • 大判サイズによる壁床一体のトータルデザイン。空間の統一感を強調する。





2. SANT’AGOSTINO - PARADAISO(パラディソ)


PARADAISOシリーズは、鮮やかな色彩と大胆なデザインが特徴のタイルです。ホテルのレストランやバーなど、活気ある空間にアクセントを加えるのに適しています。多様なカラーバリエーションがあり、デザインの幅を広げることができます。



寸法 / 厚み:
  • 600×1200mm、 300×600mm、 73×296mm、 モザイクタイプ / 9mm厚


活用アイデア:
  • ベーストーンは、レストランの壁面やテーブル周りに使用することで、食事空間を華やかに演出。

  • グリーンやブルーのカラーは、バーのカウンター背面がお勧め。目を惹く存在感が、ナイトシーンに華を添えます。




3. SANT’AGOSTINO - INVICTUS(インヴィクタス)


INVICTUSシリーズは、モダンで洗練されたデザインが魅力のトラバーチン調タイルです。シンプルながらも存在感のあるデザインは、客室や廊下など、さまざまな空間に調和します。リガートという、ストライプ上にテクスチャーが作られた特殊面状をラインナップ。



寸法 / 厚み:
  • 600×1200mm、 300×600mm、 73×296mm、 モザイクタイプ/ 9mm厚


活用アイデア:
  • 廊下全体に採用し、統一感を保ちながらスタイリッシュな印象を演出。

  • 客室のアクセントウォールとして取り入れ、現代的な雰囲気を加える。




4. HARMONY - SENSA(センサ)


SENSAシリーズは、近年、現代的なオマージュをもとに人気が再燃している、マイクロテラゾーを模したタイルです。淡いパステルカラーが落ち着きと温かみのある空間を演出します。独自のSHAPED TECHNOLOGY(タイル表面のエンボスと施釉の印刷が合わさることで、石目の部分のみ艶やかな表情を実現する技術)を搭載しています。屋内、屋外、壁床と幅広く使用できる製品です。



寸法 / 厚み:
  • 900×900mm / 10mm厚


活用アイデア:
  • スパやリラクゼーション施設の床や壁材として使用し、落ち着きのあるリラックス空間を作る。

  • 屋内プールエリアの周囲に配置し、安全性と美観を両立。




5. HARMONY - LAGOON(ラグーン)


LAGOONシリーズは、ナチュラルなカラーパレットをベースに設計されました。ベースタイルとエンボス加工の入ったデコレーションタイルが組み合わされると、独自の視覚的なインパクトが生まれます。柔らかいアースカラーがどんな空間にもマッチします。



寸法 / 厚み:
  • 60×246mm / 9mm厚


活用アイデア:
  • カウンター腰壁部分へ活用。ブリックサイズのため、縦張りすれば曲面も可能。

  • テラスの装飾タイルとして、リゾート感を演出。




6. MAINZU - BOTTEGA(ボッテガ)


BOTTEGAシリーズは、ストーンルックでありながらも、リネンのような柔らかなテキスタイルデザインを纏ったタイルです。ナチュラルでオーガニックな色彩は、従来のセラミックタイルに対するイメージを凌駕し、ホテルデザインに新たな選択肢を与えます。レトロな雰囲気を持ちながらも、モダンな空間にもマッチします。カフェやレストランの装飾として使用することで、独特の雰囲気を演出できます。



寸法 / 厚み:
  • 200×200mm / 8.4mm厚


活用アイデア:
  • レストランの床やカウンター周辺に採用し、個性的な印象を与える。

  • ヴィンテージスタイルのインテリアと組み合わせて使用。




7. MAINZU - LIVORNO(リヴォルノ)


LIVORNOシリーズは、ビンテージな風合いと個性豊かなカラーとデザインのバリエーションのタイルです。絵柄を組み合わせて、一枚絵のように見せることのできる唯一無二のアートタイルです。



寸法 / 厚み:
  • 200×200mm / 8.3mm厚


活用アイデア:
  • エントランスの床材として、第一印象を強化。

  • ロビーの壁面装飾として配置し、クラシカルな雰囲気を演出。




8. NATUCER - ARGILE(アーガイル)


ARGILEシリーズは、テラコッタの風合いを持つタイルで、温かみのある自然な質感が特徴です。豊富な形状と、濃い青のアクセントを組み合わせることで、クラシックとモダンの両方のシーンで魅力を発揮します。本物のテラコッタは吸水率が高いため、使用箇所に対してセンシティブですが、ARGILEは磁器質タイルなので、幅広い用途に対応できます。押出成形ならではのナチュラルなフォーマットは、限りなく本物に近いディテールを実現します。



寸法 / 厚み:
  • 450×450mm、225×450mm、225×225mm、and more...


活用アイデア:
  • 客室の床材や壁材に採用し、落ち着いた空間を提供。

  • 共用スペースのアクセントとして配置。




タイル選びのポイント

ホテルという空間特性を考慮すると、タイル選びでは特に以下の点が重要です。


  1. デザイン性:空間のテーマに調和するタイル選び

    タイルの色、模様、テクスチャは、ホテルの内装において重要な役割を果たします。空間全体のテーマや雰囲気に合わせたタイルを選ぶことで、より統一感のある魅力的な空間を作り上げることができます。タイルのデザインが空間全体と調和しているか、またゲストの印象にどう影響を与えるかを考慮することが大切です。


  2. 耐久性:長期的に美観を保つための選択

    ホテルは高い交通量や使用頻度を誇る施設です。そのため、タイルの耐久性は非常に重要なポイントです。耐摩耗性に優れたタイルを選ぶことで、長期間にわたって美観を保つことができ、メンテナンスコストの削減にも繋がります。特にロビーやレストランなど、頻繁に人が行き交うエリアでは、耐久性の高いタイルを選ぶことをおすすめします。


  3. メンテナンス性:清掃が簡単で美しさを維持

    ホテル運営においては、清掃の負担を軽減することが求められます。汚れや傷が目立ちにくく、清掃が容易なタイルを選ぶことで、スタッフの負担を減らし、美観も保ちやすくなります。特に、飲食店やバスルームなどのエリアでは、日常的な掃除のしやすさを考慮したタイル選びが重要です。


  4. 滑りにくさ:安全性を確保するために

    浴室やプールサイドなどの湿気の多い場所では、滑りやすいタイルは事故の原因となります。利用者の安全を確保するためには、滑りにくいタイルを選ぶことが必要です。特に水回りのエリアでは、滑り止め機能を持つタイルを選ぶことで、安全性を高めることができます。


  5. 環境への配慮:持続可能な素材を選ぶ

    持続可能な素材や製造工程を採用しているタイルを選ぶことで、ホテルの環境への配慮をアピールすることができます。環境への配慮が重視される現代において、エコフレンドリーなタイルは、ブランド価値を高める一助となるでしょう。


  6. コストパフォーマンス:予算内で高品質な選択を

    タイル選びでは、コストパフォーマンスも重要な要素です。高品質なタイルを選ぶことはもちろんですが、予算内で収めることも大切です。初期投資だけでなく、メンテナンスコストや耐久性も考慮した上で、最適なタイルを選びましょう。

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