床に使えるテラコッタタイルの選び方|リビングやダイニングなど場所別に解説
- 8 時間前
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住空間の性格を決めるのは「床」だと言われています。もし、床の仕上げにテラコッタタイルを使いたいのであれば、素材・製法・サイズ・床暖房対応を整理してから決めるのがいいでしょう。
本記事では、テラコッタタイルの選び方を、リビング・ダイニング・キッチンそれぞれで整理しています。
テラコッタタイルの歴史や現代の技術について知りたい方は、こちらの「テラコッタタイルとは?本物の温もりと現代の機能を融合した“テラコッタ風”デザインの魅力」も併せてご覧ください。
テラコッタタイルの素材を選ぶ
1-1. 本物のテラコッタタイル vs テラコッタ調タイル
住空間の床用仕上げ材として最も重要なのは、「吸水率」と「強度」、そして「床暖房対応」です。本物の素焼きテラコッタタイル(陶器質)は多孔質で吸水率が高く、汚れが染み込みやすいです。反面、経年変化で深みが増すという性質が、最大の魅力でもあります。 テラコッタ調タイル(磁器質)は吸水率が低く、水回りでも使用できます。また、メンテナンスが容易で、床暖房にも対応していることが多いです。
比較項目 | 本物のテラコッタタイル(陶器質) | テラコッタ調タイル(磁器質) |
吸水率 | 10%< | ≤0.5% |
汚れ染み込み | シーラー必須 | 日常は水拭きでOK |
床暖房 | 非推奨(割れるリスク) | 対応製品多数(要接着剤確認) |
経年変化 | 深みが増す | 変化少なく安定 |
寒冷地屋外 | 凍害リスクあり | 対応製品多数 |

リビング・ダイニングの床に使うなら
2-1. テラコッタの世界観を最大限に活かせる空間
テラコッタの世界観が最も映えるのがリビング・ダイニングです。本物のテラコッタか、上質なテラコッタ調タイル(MAINZU BOTTEGA・NATUCER ARGILE)を選ぶとよいでしょう。無垢材家具・リネンファブリック・漆喰壁との組み合わせが定番です。
2-2. サイズの選び方
広い空間には大判タイル(300×300mm以上)、こぢんまりとした空間には小口タイル(200×200mm)が一般的な目安です。 NATUCER ARGILEには450×450mmの大判サイズがあり、広い床面に堂々とした存在感を発揮します。
キッチンの床に使うなら
3-1. 油・水・熱に強いテラコッタ調タイル(磁器質)が現実解
キッチンは油・水・熱を扱う環境です。磁器質のテラコッタ調タイル(吸水率≤0.5%)であれば、日常の拭き掃除でも清潔に保てます。 本物テラコッタは油汚れが染み込みやすく、キッチン床には推奨しません。
3-2. 壁の場合
腰壁(高さ80〜90cm)にBOTTEGAやFONDANTの200角を張ると、地中海・プロヴァンスキッチンの空気感が生まれます。タイル同士の小さな目地がリズムを作り、グレー目地でシャープに仕上げると、より現代的になります。
MAINZU BOTTEGA 200角 テラコッタ調の温かみがありながらR10防滑対応。キッチン床・腰壁に適しています。
MAINZU FONDANT 200角 ナチュラル系から柄物まで幅広いカラーバリエーション。シンプルなキッチンに合わせやすい。
床暖房対応のテラコッタタイル
床暖房(電気式・温水式)との組み合わせを考える場合、以下の点を確認してください。 NATUCER ARGILEとMAINZU BOTTEGAはいずれも磁器質(吸水率≤0.5%)で、床暖房対応の テラコッタ調タイルとして選択可能です。
吸水率≤0.5%の磁器質タイルを選ぶ :熱による膨張・収縮が小さく、割れるリスクが低いです。
床暖房対応の専用接着剤を使用 :通常の接着剤は熱で剥離するリスクがあります。
下地との相性確認 :施工業者と事前に仕様を合わせてください。
目地材も床暖房対応品を選ぶ :通常の目地材は熱変化でひびが入る場合があります。
代表製品の比較
製品 | サイズ | 製法 | 防滑性能 | 床暖房 |
NATUCER ARGILE | 450角(450×450mm) | 押出成形(磁器質) | R9~11 | 対応 |
MAINZU BOTTEGA | 200角(200×200mm) | プレス成形(磁器質) | R10 | 対応 |
MAINZU FONDANT | 200角(200×200mm) | プレス成形(磁器質) | R10〜11 | 対応 |
5-1. NATUCER ARGILE
クラシックとモダン、いずれのシーンでも魅力的なそのルックは、N A T U C E R の代表的なアイテムの一つです。



5-2. MAINZU BOTTEGA
ラフなエッジとボタニカルデザインがアジアンリゾートのテイストを演出します。



5-3. MAINZU FONDANT
自然調和を重視してデザインされたこのタイルは、いつの時代にもフィットするロングセラーアイテムです。遊び心のあるデコレーションタイルで、個性を演出しましょう。



まとめ
床にテラコッタタイルを使いたい場合、「場所」と「使い勝手」から逆算するのがコツです。 実物サンプルをご請求いただけますので、タイルを施行する床の面積、光の入り方・当たり方など検証してください。
リビング・ダイニング ⇒ BOTTEGA / ARGILE で世界観を優先
キッチン床・腰壁 ⇒ BOTTEGA / FONDANT(磁器質・汚れ耐性重視)
床暖房がある空間 ⇒ 磁器質テラコッタ調(吸水率≤0.5%)+床暖対応接着剤
よくある質問(FAQ)
Q1. テラコッタタイルの目地はどのくらいの幅がいいですか?
200角(200×200mm)の場合、3〜5mmが一般的です。目地が狭いとスタイリッシュに、広いと手仕事感が増します。ARGILEのような押出成形品はエッジのわずかな揺らぎがあるため、5mm程度の目地が自然です。
Q2. テラコッタタイルと無垢フローリングの境目はどう処理しますか?
見切り材(アルミ・真鍮・木製)を使って自然に段差を吸収します。テラコッタのベージュ〜テラ系と相性のよい真鍮見切りが人気です。厚さの差が大きい場合はモルタル調整が必要な場合があります。
Q3. テラコッタタイルは冬場に冷たくないですか?
タイルは熱伝導率が高いため冷たく感じることがあります。磁器質のテラコッタ調タイルであれば、床暖房と組み合わせることで快適性が大きく上がります。ラグやマットを併用するのも有効です。
Q4. MAINZU BOTTEGAとMAINZU FONDANTの違いは何ですか?
BOTTEGAはより「アーシー・素朴」なテラコッタ感を強調したシリーズで、TERRA・PLAY・VERDなどアースカラーを中心に展開します。 FONDANTはカラーバリエーションが豊富(BLANC・BLUE・COTTOなど)でよりスタイリッシュな使い方に適します。
Q5. テラコッタ調タイルの床は汚れが目立ちますか?
磁器質のテラコッタ調タイルは吸水率が低く、汚れが染み込みにくいです。表面の凹凸部分に埃が溜まりやすいため、柔らかいブラシと水拭きを定期的に行うことを推奨します。









