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温もりと機能性を両立する“テラコッタ風”タイル

  • Tile Capsule
  • 8月4日
  • 読了時間: 5分

伝統の趣をそのままに、汚れに強くメンテナンスフリーな次世代タイル体験を

素焼きのテラコッタタイルの画像

物語のはじまりは、素焼きのあたたかさから。

長年にわたって人々に愛され続けてきたタイル、それが「テラコッタ」です。素朴で力強く、そしてどこか懐かしい――そんな独特の魅力を放つこの素材は、タイルの歴史を語るうえで決して欠かせない存在です。本記事では、Tile Capsuleがその普遍的な美しさと可能性を紐解いていきます。


  1. “焼き物の王道”テラコッタタイルとは?

テラコッタ 粘土を捏ねている女性

1-1. 語源からたどる歴史背景

“Terracotta(テラコッタ)”はイタリア語で「焼いた土」を意味し、古代ローマ時代にはすでに建築装飾や食器などに幅広く用いられてきました。紀元前の遺跡からはレンガや屋根瓦、床材としての使用例が数多く発掘されており、当時からその耐久性と温かみのある色味が高く評価されていたことがうかがえます。南欧の街並みに今も残る赤褐色の床や壁は、まさにテラコッタタイルの代表的な景観です。



1-2. 素朴な風合いが生む“温かみ”の魅力

テラコッタタイルの最大の魅力は、何と言っても粘土本来の色ムラや焼きムラが織りなす独特の表情です。一枚ごとに異なる色合いや凹凸が、室内に自然な奥行きとぬくもりをもたらします。また多孔質な素材であるため、空気中の湿気を適度に吸放出する「呼吸する素材」として調湿効果も期待でき、四季のある日本の住まいにもよく馴染みます。



1-3. 伝統的テラコッタの課題点

永らく愛され続けるテラコッタタイルですが、所謂“本物”のテラコッタタイルにはこんなウィークポイントもあります。



高い吸水性:

素焼きの状態では多孔質ゆえに水分や油分を吸収しやすく、汚れやシミが付きやすい特性があります。

素焼きのテラコッタタイルを使った床 ワックス仕上げ

そのため、施工前にシーリング(目止め)処理を行い、定期的なワックス塗布などメンテナンスが欠かせません。



耐寒・耐衝撃性の限界:

比較的低温で焼成される伝統的なテラコッタは硬度が高くないため、重いものの落下や急激な温度変化(特に凍結)によって割れやすい場合があります。


テラコッタタイルが割れている画像

屋外での使用や寒冷地では、施工後のヒーター対策や保護処理が必要です。




  1. 進化した“テラコッタ風”タイルとは?


2-1. テラコッタルックの世界的トレンド

近年、とくに2020年以降の在宅時間増加に伴い、「自然素材の温かみを感じる空間」への関心が高まりました。テラコッタ風タイルは、クラシックからモダンまで幅広いインテリアスタイルにマッチし、経年変化の美しさを楽しめることから世界中で注目されています。


2-2. 磁器タイル技術で克服した従来の弱点


高耐久&安全性:

シリーズによっては滑り抵抗値の高い「アンチスリップ性能」が備わっていますので、テラスや浴室まわりなど濡れた場所でも安心して使用できます。磁器質タイルならではの強みはもちろん健在ですので、耐摩耗性も高く、長期間にわたって美観を保ちます。


限りなく低い吸水率:

磁器質タイルは、石英や長石を主原料とし、1200℃以上の高温で焼成される、硬くて緻密な高耐久タイルです。現行のJIS規格(JIS A 5209(2008))では吸水率3%以下のⅠ類に相当します。汚れやシミが付きにくく、掃除やメンテナンスの手間が大幅に軽減されます。



 



2-3. デザインの多様性

かつては素朴で温かみのある素材として知られていたテラコッタタイルですが、近年では製造技術やデザイン表現の進化により、機能性・意匠性ともに大きくアップデートされています。

デザイン性の高いおしゃれなテラコッタタイル施工事例
焼き物感と艶の融合、モダニズムで新しいデザインアイデアです。

–   カラーバリエーションが拡張:ホワイト・グレー・くすみ系などモダン空間にも対応

–   形状・サイズの多様化:長方形・六角形・大判などで表現の幅が広がる

高度な表面加工:焼きムラ・エイジング・釉薬による光沢で質感の個性を演出

スタイル適応力が高い:アンティーク、インダストリアル、和モダンなど幅広く対応


進化したテラコッタタイルは、単なる素朴な素材ではなく、洗練された空間を演出するデザインタイルとして、住宅・店舗・商業施設を問わず幅広く採用されています。





3.   Tile Capsuleラインナップ “テラコッタ・ルック”コレクション


3-1. ARGILE(アーガイル)

ARIGILEはNATUCERで最も人気の高いシリーズです。


押出成形技術による精緻な表面テクスチャーと、伝統的なテラコッタの豊かな色合いを再現しつつ、極めて少ない吸水率の磁器タイルとして高い機能性を兼ね備えています。サイズバリエーションは45×45cm、22×22cmといったベースタイプから、スター(星型)、クロス(十字型)などユニークなアクセントタイルまで豊富に揃います。屋内用R9・屋外用R11の滑り止めオプションで、屋内外のシームレス空間、住宅から商業施設まで幅広いシーンに対応可能です。






3-2. FONDANT(フォンダン)

FONDANTは、自然の粘土感を活かした色彩設計と、デジタル砥粒によるサテン微光沢のデコレーションが特徴です。


屋外使用にも耐える耐候性と、濡れた場所でも滑りにくい仕様を兼ね備え、テラスやプールサイド、商業施設のフロアにも多く採用されています。昨年スペイン国内で最も売れた実績があり、ホテルやレストランなどの大規模プロジェクトでも信頼されています。






3-3. BOTTEGA(ボッテガ)

BOTTEGAは、天然石のインスピレーションをベースにしつつ、現代的なテラコッタの質感を想起させるデザインタイルです。


20×20cmの扱いやすいサイズ感と、独特の風合いを持つ表面仕上げにより、ナチュラルで上質な空間演出が可能です。天然石のランダムな模様や色幅を取り込みながらも、どこか「焼きもの」らしい温もりやマットな質感を感じさせる仕上がりが特徴。テラコッタタイルの素朴さや土っぽさに、石材の重厚感と現代性を加えたハイブリッドな印象を与えます。







伝統の温もり「テラコッタ」を、現代の機能「磁器質タイル」で楽しむ


焼き物ならではの素朴な温かみと、磁器タイルがもたらす高い機能性を融合した“テラコッタ風タイル”。リビングやキッチンなどの生活空間はもちろん、テラスや商業施設の床材としても安心して使える耐久性・耐滑性を備え、「美しさと快適さを両立する空間づくり」が可能に。

タイルで叶える心地よい空間。ぜひ、理想のイメージにぴったりの“テラコッタルック”を見つけてください。







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