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テラコッタタイルとは?本物の温もりと現代の機能を融合した“テラコッタ風”デザインの魅力

COLUMN

テラコッタタイルとは?本物の温もりと現代の機能を融合した“テラコッタ風”デザインの魅力

2025.08.04 ・ Tile Capsule

伝統の趣をそのままに、汚れに強くメンテナンスフリーな次世代タイル体験を

素焼きのテラコッタタイルの画像

物語のはじまりは、素焼きのあたたかさから。

“Terracotta(テラコッタ)”とはイタリア語で「焼いた土」。

古代ローマ時代の建築にも使われてきた伝統的素材で、 赤土を高温で焼き上げた素焼きタイルは、唯一無二の色ムラと質感を生み出します。

テラコッタタイルの魅力は、一枚ごとに異なる表情がつくる「自然な個性」。

時間とともに味わいが増す経年変化は、人工素材にはない“生きた質感”です。

さらに多孔質構造により調湿性も高く、四季のある日本の住宅環境にも適しています。

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テラコッタタイルとは ─ 焼き物の原点に宿る温もり

テラコッタ 粘土を捏ねている女性

1-1. 歴史に刻まれた“焼いた土”の物語

“Terracotta(テラコッタ)”とはイタリア語で「焼いた土」を意味します。

その起源は古代ローマ時代まで遡り、屋根瓦や床材、装飾品などとして人々の生活を彩ってきました。

紀元前の遺跡からも発掘される赤褐色のタイルは、まさに「建築の原点」。

南欧の街角で今も見られる赤茶の床や壁は、何世紀にもわたって人々に愛されてきた本物の テラコッタタイルの象徴です。

1-2. 素朴な風合いが生む“温かみ”の魅力

テラコッタタイルの最大の魅力は、一枚ごとに異なる表情。

土本来の色ムラや焼きムラが織りなす陰影が、空間に立体感とぬくもりを与えます。

その風合いはまるで呼吸するように空気を感じ、時間の経過とともに味わいを増していきます。

また、多孔質な素材のため調湿効果にも優れ、四季のある日本の住まいにも自然に馴染む素材です。

1-3. 伝統的テラコッタの課題点

永らく愛され続けるテラコッタタイルですが、所謂“本物”のテラコッタタイルには こんなウィークポイントもあります。

高い吸水性 素焼きの状態では多孔質ゆえに水分や油分を吸収しやすく、汚れやシミが付きやすい特性が あります。そのため、施工前にシーリング(目止め)処理を行い、定期的なワックス塗布などの メンテナンスが欠かせません。

素焼きのテラコッタタイルを使った床 ワックス仕上げ

耐寒・耐衝撃性の限界 比較的低温で焼成される伝統的なテラコッタは硬度が高くないため、重いものの落下や急激な 温度変化(特に凍結)によって割れやすい場合があります。 屋外での使用や寒冷地では、施工後のヒーター対策や保護処理が必要です。

テラコッタタイルが割れている画像

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進化した“テラコッタタイル” ─ 現代技術がもたらす新たな魅力

2-1. 世界的なトレンドと人気の理由

近年、とくに2020年以降の在宅時間増加に伴い、「自然素材の温かみを感じる空間」への関心が 高まりました。テラコッタタイルは、クラシックからモダンまで幅広いインテリアスタイルに マッチし、経年変化の美しさを楽しめることから世界中で注目されています。

2-2. 磁器タイル技術で克服した従来の弱点

高耐久&安全性 シリーズによっては滑り抵抗値の高い「アンチスリップ性能」が備わっていますので、テラスや 浴室まわりなど濡れた場所でも安心して使用できます。磁器質タイルならではの強みはもちろん 健在ですので、耐摩耗性も高く、長期間にわたって美観を保ちます。

限りなく低い吸水率 磁器質タイルは、石英や長石を主原料とし、1200℃以上の高温で焼成される、硬くて緻密な 高耐久タイルです。現行のJIS規格(JIS A 5209(2008))では吸水率3%以下のⅠ類に 相当します。汚れやシミが付きにくく、掃除やメンテナンスの手間が大幅に軽減されます。

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2-3. デザインの多様性

かつては素朴で温かみのある素材として知られていたテラコッタタイルですが、近年では製造技術や デザイン表現の進化により、機能性・意匠性ともに大きくアップデートされています。

デザイン性の高いおしゃれなテラコッタタイル施工事例
焼き物感と艶の融合、モダニズムで新しいデザインアイデアです。

–   カラーバリエーションが拡張 :ホワイト・グレー・くすみ系などモダン空間にも対応

–   形状・サイズの多様化 :長方形・六角形・大判などで表現の幅が広がる

高度な表面加工 :焼きムラ・エイジング・釉薬による光沢で質感の個性を演出

スタイル適応力が高い :アンティーク、インダストリアル、和モダンなど幅広く対応

進化したテラコッタタイルは、単なる素朴な素材ではなく、洗練された空間を演出する デザインタイルとして、住宅・店舗・商業施設を問わず幅広く採用されています。

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本物のテラコッタタイル とテラコッタ風タイルの比較

テラコッタタイルを検討するとき最初に直面するのが、本物の素焼きテラコッタを選ぶか、磁器質の テラコッタ風タイルを選ぶかという問題です。 前述のとおり、両者は同じ「テラコッタ」の名を冠していても、素材も使い勝手もまったく別物であるということを押さえておきましょう。

項目本物のテラコッタタイルテラコッタ風タイル素材陶器質(多孔質)磁器質(緻密)焼成温度約1,000℃前後1,200〜1,350℃吸水率高い(10%以上)≤0.5%(Argile等)表情焼きムラ・色差あり、唯一無二テクスチャ再現、均質性高凍害リスク寒冷地屋外は避ける屋外・寒冷地にも対応可汚れシーラー処理必須水拭き清掃が容易代表製品本物素焼きテラコッタ系Argile・Fondant・Bottega

3-1. どちらを選ぶべきか

選択の本質は「素材の不完全さを愛せるか、現代機能を取るか」という問いにあります。本物の テラコッタタイルは年月とともに育っていく経年変化が魅力です。一方、磁器質のテラコッタ風 タイルは機能性と意匠の両立が強みです。 Natucer Argileは押出成形磁器質という特殊製法で本物感と耐久性を両立しています。


場所別の選び方:屋内・玄関・屋外

4-1. 屋内(リビング・ダイニング・キッチン)

リビングとダイニングは、テラコッタの世界観が最も活きる場所です。本物のテラコッタタイル、磁器質のテラコッタ風タイル、ともに使用可能です。無垢材家具やリネンファブリック、漆喰壁との組み合わせが王道。床暖房対応は磁器質タイルが安定しています。 つぎにキッチンですが、ここに使用するタイルには油・水・熱への耐性が必要です。つまり、磁器質のテラコッタ風タイルが現実解です。Mainzu Bottegaの200角を腰壁に張り、無垢材天板と合わせると、キッチンを地中海風に仕上げられます。 室内に使用するテラコッタタイルの選び方を具体的に知りたい方は、「床に使えるテラコッタタイルの選び方|リビングやダイニングなど場所別に解説」も併せてご覧ください。

4-2. 玄関(たたき・ポーチ・アプローチ)

室内たたきには磁器質テラコッタ調(Fondant / Bottega)が扱いやすく、屋外ポーチには必ず磁器質(凍害リスク管理)を選んでください。Fondant R11は室内たたきから屋外ポーチまで一貫して使える製品です。 玄関に使用するテラコッタタイルの選び方を具体的に知りたい方は、「玄関にテラコッタタイルを選ぶ理由|たたき・ポーチ・アプローチなど場所ごとの選び方」も併せてご覧ください。

4-3. 屋外(テラス・バルコニー・ガーデン)

屋外利用では、凍害リスクの管理が前提条件です。陶器質テラコッタを屋外床に使うと、関東以北では素地内部の水分が凍結・膨張してタイルが割れます。Natucer Argile(磁器質押出成形)やMainzu Fondant R11が屋外の実用解です。 室内に使用するテラコッタタイルの選び方を具体的に知りたい方は、「テラコッタタイルを庭やテラスに使う|屋外対応タイルの選び方」も併せてご覧ください。


3.   Tile Capsuleラインナップ “テラコッタ・ルック”コレクション

3-1. ARGILE(アーガイル)

ARIGILEはNATUCERで最も人気の高いシリーズです。

押出成形技術による精緻な表面テクスチャーと、伝統的なテラコッタの豊かな色合いを再現しつつ、 極めて少ない吸水率の磁器タイルとして高い機能性を兼ね備えています。サイズバリエーションは45×45cm、22×22cmといったベースタイプから、スター(星型)、クロス(十字型)など ユニークなアクセントタイルまで豊富に揃います。屋内用R9・屋外用R11の滑り止めオプションで、屋内外のシームレス空間、住宅から商業施設まで幅広いシーンに対応可能です。

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3-2. FONDANT(フォンダン)

FONDANTは、自然の粘土感を活かした色彩設計と、デジタル砥粒によるサテン微光沢の デコレーションが特徴です。

屋外使用にも耐える耐候性と、濡れた場所でも滑りにくい仕様を兼ね備え、テラスやプールサイド、 商業施設のフロアにも多く採用されています。昨年スペイン国内で最も売れた実績があり、ホテルや レストランなどの大規模プロジェクトでも信頼されています。

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3-3. BOTTEGA(ボッテガ)

BOTTEGAは、天然石のインスピレーションをベースにしつつ、現代的なテラコッタの質感を 想起させるデザインタイルです。

20×20cmの扱いやすいサイズ感と、独特の風合いを持つ表面仕上げにより、ナチュラルで上質な 空間演出が可能です。天然石のランダムな模様や色幅を取り込みながらも、どこか「焼きもの」らしい温もりやマットな質感を感じさせる仕上がりが特徴。テラコッタタイルの素朴さや土っぽさに、石材の重厚感と現代性を加えたハイブリッドな印象を与えます。

BOTTEGAを詳しく見る →


よくある質問(FAQ)

Q1. テラコッタタイルは屋外で使えますか?

→ 磁器質タイプなら耐候性があり、寒冷地にも対応可能です。

Q2. 本物のテラコッタとテラコッタ風タイルの違いは?

→ 本物は風合い重視、調タイルは機能性重視。設置場所や好みに応じて選びましょう。

Q3. メンテナンスは本当に不要?

→ 磁器質タイルは基本的に掃除のみでOK。表面の凹凸汚れにはブラシ清掃で対応可能です。


伝統の温もり「テラコッタ」を現代機能「磁器質タイル」で楽しむ

焼き物ならではの素朴な温かみと、磁器タイルがもたらす高い機能性を融合した“テラコッタ風 タイル”。リビングやキッチンなどの生活空間はもちろん、テラスや商業施設の床材としても 安心して使える耐久性・耐滑性を備え、「美しさと快適さを両立する空間づくり」が可能に。

タイルで叶える心地よい空間。ぜひ、理想のイメージにぴったりの“テラコッタルック”を 見つけてください。

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